Life is "Prima!" Weddings 結婚式のつくり方

All About結婚ガイド 清水 恩がお伝えするウェディングのこと、仕事のこと、日々のこと

思想(コンセプト)がオリジナルか否か

こんにちは、清水 恩です。

世間を騒がせている、東京五輪エンブレム問題。
ネット上のコンセプト動画を見る限り、いろいろな思いやアイディアが盛り込まれた、コンセプチュアルなものだと感じました。
好みはともかくとして、です。

一旦そう感じたものの、キャンペーンのノベルティの「デザイン」についてごたごたしていますね。
更には、私の地元でもこんなことが起こっているそうで……。

 

www.jomo-news.co.jp

 

全ての準備が整っていないのに決定したかのように公表してしまう市のやり方もどうかと思いますが、
2017年なら変更しても間に合うタイミングなので、まだよかったのかも。
太田に今までなかった文化的施設になるようですし、ぜひ市民が気持ちよく受け入れられるものに仕上げてほしいです。
どんなに考えて作ったものでも、ぱっと見でオリジナリティを疑ってしまうようなものや、模倣だとクレームをつけられるエンブレムでは、
シンボルとして気持ちよく使えないと思いますからね。 

 

模倣、いわゆるパクリについては、私も身近でとても怒りを感じた出来事が過去にありました。
お客さまを介して知り合った、クリエーターさんのペーパーアイテムを、ほとんど丸ごと模倣した会社があったのです。

リエーター本人から「見てこれ」と見せられたその会社のWebサイトには、ご丁寧に各アイテムの「制作秘話」が添えられており、
このデザインは色使いについてたくさん考えたとか、ここで苦労しました、とか書いてあったのですが、
どれもほぼ友人の作ったアイテムと同じ、いわゆる「完全コピー」ですね。

素材の組み合わせも色使いも、苦労しているはずなどないのに、
さも自分たちが考えたように書いているサイトを見て実に腹が立って、クレーム入れるなりしたら!?と勧めたりしたのですが、
まあそういう人たちは、きっととぼけたりはぐらかしたりするだろうし、
真似されることを前向きにとらえて、もっといいものを作ればいいね、という結論になったのです。

 

しかし、「作り手」としてのプライドはそういう人たちにはないのでしょうかね。
アイディアやデザインは完コピだとしても、ものを作ることは実際にしているわけですし。

ただ、何か流行るとすぐに類似商品を出す会社が出てくるのは、ウェディング業界ではよくあること。
例えば、生まれた時の体重のクマのぬいぐるみなどは、最初にアイディアを出して制作した会社以外は付属物から素材感まで同じでしたし、
私も大好きな箸のギフトは、ボックスまで含めてよく似ているなと思ったら全然違う会社のものだった、ということがあります。
写真やビデオなども、最近流行っている使用機材を使った撮影は、既にわんさかあって、腕が伴うのか疑問です。

そもそも私は二番煎じが嫌いですし、そういう会社は他の部分でも微妙なことが多いので、なるべく取引もしないようにしていますが、
例え模倣から始まっても、自分たちらしいエッセンスが盛り込まれて、次のフェーズに進んでいるものならいいと思います。
「学ぶ」は「真似ぶ」から来ていて、何ごとも真似をすることから始まるわけなので。
単なる二番煎じのものに共通しているのは、コンセプトやストーリーすら完コピだということ。
コンセプトとは想い、思想であり、根本にすえられるべきもの。
その根本が自分のものになっていないのですから、上辺だけのものになるのは必定です。
思想がない上に、商品の質よりも利益を求めるのでしょう、オリジナルに比べてクオリティが落ちているケースも多いのです。

 

これは私のこだわりであり、選択の自由をどうこう言えるものでもないですが、
お客さまにはどれがオリジナルでどれがコピーかはわからないでしょうから、
リエーターとしてのプライドやポリシーがないアイテムを知らずに採用してしまうお客さまが気の毒だなと。
そういう状況を作らないためには、作り手がクリエーターとしての矜持を失わないこと、そして提供元の私たちがものを見る目を有することが必要なのですよね。

 

実は、友人に起こった出来事を思い出していたら、またもや模倣らしきものを発見してしまったのです。
モチーフや文字のチョイス、レイアウトなど、おや?と思う点が複数……。
誰でも思いつく可能性はあるものなのですが、自分の作品としてのオリジナリティを追及していたら、既に世間に出ているものをわざわざ採用するかなぁ。

まあ、模倣されたほうはもう本業が忙しくなってそのアイテムを作っていないのですがね。
でもそうやって時が流れると、完コピしたものがまるでオリジナルのように見えてしまうわけですね。
私はクリエーターです、と名乗る精神力はすごいなと思いますが。

 

ウェディングにおいてもコンセプトは大切!と常々お伝えし続けている私。
本当の意味でのオリジナリティあるウェディングを創れるように精進したいと思います。

 

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