Life is "Prima!" Weddings 結婚式のつくり方

All About結婚ガイド 清水 恩がお伝えするウェディングのこと、仕事のこと、日々のこと

鎮魂の春

3.11東日本大震災、そして3.10東京大空襲
春は立て続けに鎮魂の日が続きます。

 

阪神淡路大震災が起こった日にも書きましたが、

街の復興、心の復興 - Life is "Prima!" Weddings

御巣鷹山阪神淡路も、未だに心に焼きついて離れないショックを受けました。
東京大空襲については、私たちの親ですら記憶にない時代のこと。
話に聞く程度にしか知らない、遠く感じてしまう出来事です。
自分自身が何かを「体験」したわけではないのです。

でも、東日本大震災は、自分自身があのひどい揺れと家具が倒れてくる恐怖を体験した、唯一の出来事。
ひとりで家にいて、家族とも連絡がつかない心細さは未だに忘れられません。
いつもはそこにいない、道を歩くたくさんの人。
その光景を目の当たりにして、ああ異常なことが起こっているんだなと妙に腑に落ちました。

 

東京にいる限りは、日々の生活に何も支障がありません。
でも、被災した人々は、未だに日常を取り戻せない。
故郷にも帰れない状況が、4年経ってもまだ続いているのですよね。

国会の審議で、個人的なスキャンダルについて上げ足を取っている場合ではない。
仕事をすべき人たちがそんな状況で、当事者の人たちはやるせない思いでいっぱいだろうと思います。
慰霊祭だって、東京ではなく現地でやればいい。
天皇皇后両陛下が何としてもご臨席なさるであろうことを考えると、ご負担が心配ですが…)
少なくとも、現地に多くの人が行き、お金を使うことは確かです。
そういったことに予算がかかるなら、納得するのに、
どうでもいいことで時間やお金を取られてしまっていることに憤りを感じます。

 

何もできていない自分がセンチメンタルになるのは少し違うかなと感じた4年目の3.11。
一日も早く、かの地の皆さんが故郷での日常を取り戻すことができますように……。